どうやら長くないようだと宣告げられまして

近況

みなさんこんにちは。がんつげです。

しばらく更新の間が空いてしまいました。ご心配もいただきましたがまだ生きております。

今後について医者から色々と告げられて精神的に疲れていたのと、関連して家族への説明やらでブログを更新する余裕がありませんでした。

ある程度落ち着いてきたので現況について書いていこうと思います。

今回は医者からの説明についてです。一応希望を持って治療に臨むことに決めましたが、もうダメっぽいなというお話です。

抗がん剤治療と放射線治療を終えた結果

もともとは治験をするまでの時間稼ぎで抗がん剤治療と放射線治療を行っていました。

患部は小さくなっている

治療を始めてから声も出やすくなってきていたので効果はあるんだろうなとぼんやり思っていましたが実際効果は出ているようでした。

CTを診た感じ患部が小さくなってきているので、抗がん剤と放射線治療の効果がありそうですね。

効果が有って良かったです。これで治験に入って行けばより一層小さくできるかもということですね。

そう行きたいのですが、治験はあくまで従来の治療(抗がん剤など)に効果がない場合や、他に転移がある場合に実施することになるので、通常治療の効果が出ている場合は実施できないんですよ。

あ、そうなんですね。じゃあ今後はどうするのでしょうか?

抗がん剤治療や放射線治療は時間をおいて効果が出るので、まずは1ヶ月くらい様子を見ます。その結果また患部が大きくなっている場合は治験の実施を考えますが、患部が小さくなっている場合は通常の抗がん剤治療を継続ですね。

もちろん患部が小さくなっていくほうが良い傾向です。

というわけで今のところ治験をする感じではないですが、しばらく様子を見て投薬治療を続けるか判断することになりました。

場所が悪く手術は難しい

手術して患部を切り取るのが一番いいらしいと前に言っていたわけですが…

患部が小さくなったら手術、という話だったと思うので、様子見で小さくなっていたら手術するんでしょうか?

それなんですが、患部が頸動脈に近くて手術するのが危険なんです。なので、少なくとも現状手術は行えないという判断をしています。

また、患部が結構他の臓器にベッタリな位置にあるので、仮に手術をするとしても、転移を警戒して気管や食道もまとめて切除することになりそうです。

タレントのつんくさんのような状態になります。

未分化がんなので、その上で手術後に転移が発覚する可能性も否定できません。なのでその手術を受けることがいいことかというとそうは言いづらいです。

というわけで患部の場所が悪くて手術するには危険だし、仮に手術できても声は失うし転移している可能性が高いから止めておいた方がいい状況とのこと。

投薬のみでの治療は困難

では投薬でどうにかするしかないのか、という話なわけですが

残念ながら投薬のみでこのがんをどうにかするのは難しいと言わざるを得ません。

どうやらダメっぽい

手術はできない。薬だけでもどうにもならない。

これ、詰んでませんかね?

一応同じような状態からでも回復している人はいますが…。

1ヶ月で、ということは無いですが、数ヶ月のうちに体が動かなくなるかもしれません。今、体が動かせるうちに悔いのないようにしておいたほうがよろしいかと思います。

というわけで実質余命宣告いただきました。余命半年以内の診断が下ると保険金の請求額がアップすることをお伝えしたら迷いなく書類の作成を引き受けてくれましたのでガチですね。

コロナじゃなかったらなー。旅行しまくるんだけどなー。

今後について

治療以外にも色々とやることができてきました。平たく言うと死ぬ準備ですね。

緩和ケア病院の予約

まだ生きているので気の早いことだと思いましたが、来るべき時のために準備が必要です。

そんなに早くから準備する必要あるんですか?

緩和ケアの受け入れには事前に病院の診察を受けている必要があるのですが、診察を受けるのにも1ヶ月待ちということがザラにあるので早々に準備しておいたほうがいいんです。

死にかけてるのに1ヶ月待ちは笑えないですね。

また、ご実家が遠隔地にある場合は、最後にどこに行くかを決めておく必要がありますが、直前まで決められないこともあるため複数候補地を決めて受診だけはして準備しておく人もいますね。

とのこと。死ぬのも手間がかかって大変です。

家族への説明や住む場所の検討

実家は遠隔地にあって今は一人暮らしですし、こっちに来られても面倒くさいだけなので一通り手術とか終わってから家族に連絡しようと思っていました。

しかしながらそういうわけにもいかなくなったので説明しに実家に一旦帰ろうと思います。

病気の細かいことは医者が説明会を開いてくれるとのことなのでそっちに任せますが、大きな課題は住居ですね。

終末期は体が動かせなくて誰かのサポートが必須なので、家族の近くにいることを強くおすすめします。

とのことなので普通に考えたら実家近辺に転居することになりそうですが、

ただし治験は国立がん研究センターでしか実施できません

という訳なので少しでも生き残る可能性を考えたらやっぱりこの辺に居たほうが良さそうなんですよね。

関東に親戚も居ないし、この歳になって結婚もせずパートナーも居ないことを心底後悔することになるとは思いませんでしたよ…。だれか結婚してくれないだろうか。

その他

仕事と人間関係の整理ですね。

お仕事については続ける気だったんですが、余命半年なんて言われたら仕事している場合ではないので、お休みすることにしました。

辞めなければ健康保険も使えますし、傷病手当金も出るので、計算したところ保険金と合わせて使えば思い切り使っても手持ちの資産を崩さずに2~3年は保ちそうなので、がんが寛解しても生活に困ることはなさそうです。

ただ2年以上休職するとそのまま退職扱いになってしまうのが怖いところですが、2年生きたらむしろ万々歳なんで気にしないことにしました。闘病中もブログは続ける気なのでアフィリエイトの収入が増えてくれればどうにかなるかもしれません。期待薄ですが。

人間関係の整理、と書きましたが要はお別れの挨拶周りですね。

お世話になった方々には、話せるうちに挨拶しておこうと思います。ただ何を話したらいいのか分からないのが難点ですね。

がんなんですよ、なんて言われても何を返せばいいかわからないですしねえ…。

うまい言い方を考えようと思います。

まとめ

治療が効いて患部が小さくなっていたので前向きに話を聞いていたら医者にはもう詰んでる状態と言われた。何を言っているか分からねえと思うが俺も何を言われたのかよく分からなかった。

という感じで診察から3日間くらいは正直何も考えられませんでしたし今でも結構不安定な感じです。しかしながら死にたくはないので希望を持って治療に望むことに決めましたのでこのブログも続けていこうと思います。

悔いのないように、ということだったので手始めにAmazonでプロジェクターやら普段なら絶対買わない小物を色々買い込んだりしています。自分のやりたいことがこんなみみっちいことだったんだなと分かってちょっと笑えます。

本当は海外旅行したいんですよねえ。タイとシンガポールが入国しやすくなっているみたいなので近々に行こうかなと思います。保険金があるからビジネスクラスで行ってめっちゃいいホテルにでも泊まろうかしら。

でわでわ。ごきげんよう!

本ブログが「参考になった」「お疲れ様」「頑張って生きて」という方がいらっしゃいましたら、チップ(100円~)大歓迎です。今後の生きる力につながります。

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