【入院】一泊二日の検査入院をしてきました

近況

みなさんこんにちは。がんつげです。

抗がん剤治療、放射線治療など今後の治療方針を決めるために患部の細胞採取が必要です。

とのことで一泊二日の検査入院をしてきました。

入院準備

前日に突然明日入院ですと言われたのでだいぶ焦りましたが、

今回は個室に入院ですので、パジャマ類、タオル類、アメニティ類はこちらでご用意します。下着類だけ持ってきてもらえば大丈夫ですよ。

とのことだったのでとりあえず替えの下着と私服を一組だけ準備することに。やはり高い金を払っている分待遇が良いです。1日4万円、一泊二日だと8万円ですしこれくらいは当然なのでしょうか。

他には暇つぶし用にiPadや各種充電器、延長ケーブルなどを持っていくことに。期間も短いのでPC類は持ち込まず。後は細かいもので保険証やら各種書類、印鑑、などなど。

荷物量としては、普段仕事で使用している30L程度のバックパックひとつでどうにかなる量でした。

入院

一階の受付で入院の手続きをしてから病棟へ向かいます。

部屋の様子

病院内の撮影はできないので公式サイトからの転載ですが、基本的に下記の写真と同じ構成でした。個室は独立したトイレとシャワールームが付いています。クローゼットも一応ついているので格安ビジネスホテルという感じ。

ドアもついていますが、鍵はかけられず。病院なので当然といえば当然ですが安心感は少し減ります。

過ごしてみた感じ椅子とテーブルがあるのが意外とポイント高いです。ベッドに座っているのは何だか落ち着かなかったです。

個室に限らず院内は無料のWi-Fi環境が用意されていますが、がんつげの部屋は電波が弱く接続が安定しませんでした。暇潰しのことを考えると死活問題なので今後は対策が必要そうです。

検査

今回は患部の細胞を採取する検査をします。

点滴

検査準備として点滴をすると宣言されました。

点滴は必須でしょうか?点滴用の針を刺す時激痛が走るのであまりやりたくありません。一発で決めてくれることも稀なので、必須でなければ断固拒否します。大体細胞の採取と点滴の関係性がよくわからないんですが。

などと抵抗を試みましたが最終的に小一時間かけて新人1回、中堅看護師1回、ベテラン看護師1回、ドクター2回の計5回刺されてなんとか点滴をセットすることに・・・。

腕は穴だらけだしめちゃくちゃ痛いしでがんじゃなくて検査で死にそうです。

細胞の採取

点滴セット後、検査室に移動して細胞を採取します。自分で点滴のポールをつかんで動くことになるんですがなかなか動きづらいです。

台の上に寝かされて、首周りに消毒やら塗りたくって、エコーで患部の確認して、局部麻酔からの細胞採取。

途中パチンパチンと聞こえるのですが細胞を切り出している音とのこと。麻酔で痛みはないものの針っぽいのが刺さってるのは分かるのでちょっとストレス高めでした。

採取後は安静にしてほしいとのことでストレッチャーで病室まで運搬されることに。天井を見ながらの移動はなかなか斬新でした。

部屋に戻って着替えるときに確認したら、治療中に着ていた服の首元にそこそこ大きめな血のシミができていたのでなかなかハードな処置だったのだなと想像できます。そりゃ安静を求められるわけだ。

検査後~就寝

検査が終わったのは14時半頃。以降はやることがありません。

不定期にお医者が代わる代わる様子を見に来る(本当に見るだけ、触りもしない)か、晩御飯が18時頃に来たくらい。

暇です。本当にやることが何もない。相変わらず点滴は続いていて動きにくい。三回くらい外してくれと訴えてようやく外してくれました。開放感がすごい。生理食塩水を入れていただけなので本気でやる意味があったのか今でも疑問に感じます。そもそも今回の検査は本当に入院する必要があったのだろうかとすら思えます。

テレビが無料だったので(他の部屋では有料らしい)、つけっぱなしにして音も出しっぱなしにすることでなんとか正気を保っていました。テレビは不要だと思っていましたが、このときはこいつがいてくれて本当に良かったと思いました。環境音としてのテレビはストレス軽減にかなり優秀だと気付かされました。

退院

一晩明けてから細胞を採取した際にできた傷口をチェックします。出血がおさまっていることが確認できたので無事に退院が決定しました。

特に痛みとかはないですがそれなりに目立ちます。

今後の予定

退院が決まったら、今後の治療について担当医から説明がありました。

どうやら翌週の頭からまた入院のようです。今度は抗がん剤治療と放射線治療のための入院とのこと。副作用の有無について確認する入院ですが、特に大きな問題がなければその後は外来で対応できるようになるようです。

進行が早いので、とにかくそれを止める&小さくするための措置です。最初の抗がん剤はつなぎで、準備ができたら新薬の投薬を始める予定です。

通常だと準備期間を1ヶ月ほど費やしても特に大きな問題にはならないのですが、がんつげの場合は進行が早いからとにかく何らかの措置を、ということでした。新薬は治験的なやつとのことなのですが果たして健康保険は適用されるのだろうか…。

入院費用

今回の入院費用は約12万円でした。

このうち8万円弱は差額ベッド代なので実質の入院・検査費用は4万円ですね。健康保険が適用されているはずなので3割負担でこれです。

次は10日ほど入院する予定です。一泊二日でこの金額なので次回請求が怖いですね…。高額療養費の申請は入院までに間に合わなさそうなので、一旦は自分で払わないといけません。一応蓄えは有るのでなんとかなるとは思いますが肝が冷えます。

クレジットカードで支払いができるのでポイントが貯まることで心の平衡を保つしか無いです。限度額に引っかからなければいいですが。

まとめ

一泊二日の検査入院の様子についてご紹介しました。

内容はともかくとして次回以降の入院生活に向けた良いシミュレーションになったかなと思います。とにかく暇を潰す道具が必要だということを痛いほど思い知りました。PCにゲームをいくつかインストールして持っていこうと思います。FF6のピクセルリマスター版かなー。

個室は便利ですがコスパはかなり悪いと感じました。見た感じ国立がん研究センターの大部屋は一部屋4人のようだったので、有料で窓側指定して大部屋でもいいかなと思います。日光は大事。

1番困るのは、色々と心を削られるシーンが多いということでした。点滴の痛みとか、点滴されている姿から感じる病人感とか、検査の待機スペースで一人待っているときとか、などなど。この辺がストレスで病状が悪化している人がかなりの確率で居るんじゃないかなと思えるほどです。

今はコロナの時期でお見舞いも来られない状況ですし、どうにかして心の平衡を保てる術を開発する必要がありそうです。結婚しておけばよかったと若干の後悔です。

次回投稿は再度入院生活か、その前にPET/MRI検査についての予定です。

でわでわ。ごきげんよう!

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