病院から電話がかかってきて急ぎで検査を進めることになりました

近況

みなさんこんにちは。がんつげです。

前回の検査から数日後の夕方、突然病院から電話がかかってきて

前の病院で撮ったCTとこちらで撮影したCTの結果を比べた結果、進行が早そうなので、手術の準備と並行して実施可能な治療を早急に始めたほうが良さそうです。明日病院に来られますか?

と呼び出しを食らったので行ってきました。まあ半日で終わるだろうと思って行ったらガッツリ一日検査でした。前もって言ってほしかった。

頭頸部外科

まずは最初に見てもらった頭頸部の外科へ案内されます。このとき朝10時

進行が早いらしい

がんつげさんのCTの結果を院内の医師で確認したのですが、成長速度が早く、サンプルから未分化の細胞も発見されているため早急に治療が必要です。

ということでどうやら本格的にやばいらしいことが判明。

実際CTの画像を見せてもらいましたが、明らかにでっかくなっていて気管の圧迫度合いが上がっていることが素人目に見ても判別がつくレベル。

外科的な処置をするための検査も行っていきますが、その結果が出るまで待っている時間が惜しいのと、そもそも患部が気管や神経、頸動脈に近いので現状手術が難しい状況です。ですので、まずは抗がん剤治療と放射線治療を行って腫瘍を小さくしてから取りのぞきましょう。

すぐに入院してほしいとのことでしたが、ベッドに空きが無いので空きができ次第入院ということに。

余命宣告(仮)

ここでふと疑問に思ったので念のため聞いておくことに。

だいぶヤバそうなんですが、これって余命宣告出ちゃうやつですかね?

・・・

・・・保険金の受け取りにも影響有るみたいなんで…。

通常余命宣告は手を尽くして打つ手がなくなってから出すものなので、公式見解というわけではないのですが…。

最悪の場合1年くらいかもしれません。

あ~、てことはマジでやばいやつっすね。

というわけで来年のお花見ができるか非常に怪しい状態であることが判明しました。いや~40前で死ぬとは予想してなかった。

とは言え最悪の場合、なので転移とかなければきっと希望は有るだろうと勝手に解釈して治療自体は続けようと思います。近々転移していないか確認するための検査も有るのでそれ次第ですかね。

頭頸部内科

抗がん剤治療は内科でやるんだということで頭頸部内科へ。

しばらくは頭頸部内科が中心にがんつげさんを診ていきますね。

頭頸部外科、頭頸部内科、放射線治療科でチームを組んで連携して治療していきます。

早速ですが、抗がん剤治療は放射線治療の予定が立たないと予定が立てられない状況です。予定を立てるには細胞の検査が必要ですが、入院が必要です。ベッドの空きを今調整しているので、先に放射線治療科へ行ってください。

抗がん剤治療も放射線治療も外来で対応できますが、最初は副作用等の確認が必要なので2週間程度入院してもらうことになります。これは細胞の検査の入院とは別です。

色々話していたが要約すると上記のような話だった。

ちなみに抗がん剤治療を行うと性欲減退が起きる可能性が有るため、若年層の場合は精子・卵子を保存しておくかということを確認されるようでした。

残す遺伝子も特に無いので断りましたが、今になってみると人生経験としてやっておいてもいいかもしれないとちょっと後悔しております。仕組みくらいは知りたかった。

放射線治療科

放射線治療は放射線治療科でやるんだということで放射線治療科へ。12時を回っていましたが、すぐに行けばすぐに対応してくれるかもしれないとのことでそのまま直行。

放射線治療は毎日病院にいかないとけない

1回30分くらいの治療を15回実施する予定です。平日は毎日実施するので、全部で3週間位かかります。

え?毎日来るんですか?

はい。平日だけですが、毎日です。抗がん剤治療の入院中にもやるので、賞味だと1週間位は通ってもらうことになります。

なんかだんだん面倒くさくなってきましたが命が懸かってるので四の五の言え無いのが辛いところですね。。。

頭部固定マスクを作成

放射線照射中に体を固定するために↓のようなマスクを作成することに。

実際には肩まである固定具を作成した。マスク作成中はホットタオルを顔に被せられた感覚になる。

今後の治療にも使用するので、作成したマスクを使用して造影CTも撮りますね~。

造影CTというのは血管等を見易くするための造影剤という薬を注射して撮るCTのことなのですが、何故かこの病院の注射針はがんつげと相性が悪いのか刺すときにものすごく痛みが有るので個人的にあまりやりたくありません。しかも大体一発では血管に刺さらない。ひどいと五回くらい刺される。

造影剤注射するときものすごく痛いので嫌です。

あ、じゃあ普通のCTにしますね~。

ということで頑張って主張したら痛みのないCT撮影になる場合も有るようです。主張してみるのは大事。

入院の手続きへ

一通り終わって14時過ぎになりましたが入院できるかもしれないとのことで内科の先生に会いに行くことに。

個室なら空いているらしい

明日になれば個室のベッドに空きが出るようなので1泊2日の検査入院ができるのですが、自己負担の差額ベッド代が4万円弱かかる部屋でして…。

4万円

ただこの検査を先にやらないと、がんの正確な状態がわからないので放射線治療の計画も立てられませんで…。

OKOK、分かりました。さっさと入院してさっさと検査しましょう。

いや~、良かった。じゃあ受付で入院の手続きをしてきてください。

というわけで突然呼び出されて2日後には入院するという驚異的なスピードで話しが進んでいくことになりました..。

ちなみに抗がん剤治療の入院も日程だけは決まっているので今月いっぱいはほぼほぼ病院で過ごすことになりそうです。(ベッドの種類は未定)

この日すべての手続が終わったのは16時前でした。がんの前に空腹で死にそう。

差額ベッド代(特別療養環境室料)

ちなみに差額ベッド代というのは、正式には「特別療養環境室料」と言われている費用のことで、個室等条件が良い病室を指定する場合に発生する費用です。これは健康保険の対象とはならない費用のため全額自己負担となります。相部屋の窓側とかだと1日数千円だったりしますが、個室になった瞬間に桁が跳ね上がります。

ちなみに上記では4万円と言っていますが、実際には入院日と退院日も1日とカウントされるので1泊2日の入院でも4万円x2日分請求されます。なんで泊の方じゃなくて日の方に費用がかかるんだよとは思いますが、ホテルではないのでそういうものらしいです。

保険金降りるからといはいえ、結構痛手なんですよね…。

まとめ

電話がかかってきたと思ったらいつの間にか今月いっぱいの入院日程まで決まっていた。何を言っているか分からねえと思うが俺も分からねえんだ。

前の病院で未分化の細胞があると言われた時点でだいぶヤバそうなニオイは感じていましたがどうやらガチみたいですね…。外科の先生は数日前に診たとき

そんなに焦るレベルじゃないっすね。手術は来月かな?

みたいなことを言っていたのに態度がだいぶ変わりましたね。検査多すぎて結果出るまで待っている間に死んじゃうぜHAHAHAとか思っていたのが懐かしいです。冗談にならなかった。

と言うか検査関連マジで多すぎなんだよなあ…。何度も注射打たれるし検査のストレスが半端ない。血管の見つけにくさはどうしたらいいのだろうか。てかあの針がマジで痛いんだけど何なんだあれ…。

余命1年のようですがまだ死ぬ気はないのでとりあえず治療優先ですね。死ぬ前にコロナが終息して海外旅行に行けるようになっていることを祈るばかりです。

でわでわ。ごきげんよう!

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