外来で放射線治療と抗がん剤治療が始まりました。

近況

みなさんこんにちは。がんつげです。

抗がん剤治療の検査入院も問題なく通過しましたので外来での治療を実施することになりました。

やることは入院中と特に変わりませんがちょいちょいお医者様の診断が入ったりするのでそのあたりの様子をお伝えできればと思います。

放射線治療は平日毎日実施

放射線治療は平日毎日実施する予定です。面倒くさいは面倒くさいのですが、

とりあえず朝起きたら病院に行けば間違いない

という感じで曜日やスケジュールを確認する必要がなくなるので逆にありがたい気もします。

気持ち的にはコロナ前、テレワークをしていない時代、会社に出勤していた状況と似ています。

喉の荒れを防止するためのお薬を服用する

甲状腺に放射線を照射する関係上、どうしても多少は気管や食道にも影響が出てしまいます。放っておくと喉が荒れたり口内炎ができたりするとのこと。

食事の際に痛みで困ったりしないように粘膜を保護するお薬と漢方を出しておきますね

というわけで以下を毎食前に服用しています。喉や胃に貼り付いて保護してくれるお薬です。飲むととろっとしていて若干甘みがあります。特に癖はありませんが、the・お薬といった感じの風味です。

漢方は半夏瀉心湯です。こちらはおそらく口内炎対策ですね。多少苦いですが水にさっと溶けて飲みやすいではあります。

皮膚の炎症対策として保湿も行う

放射線が直接当たる皮膚は、放っておくと炎症を起こしてカサカサになったりするので保湿をしっかりしておいてください

というわけでこちらの保湿剤も処方されています。

1プッシュ分で首周りに十分塗れる量が出てくるのでそれだけを塗っているのですが、今まで保湿とか美容とかとは無縁の生活を送ってきたので適量かどうかはちょっとわからないですが…。

時々CTを撮り直すことも

治療が進んでいくと患部が小さくなるなど形状に変化が起きるので、改めてCT撮影をして放射線を当てる場所を確認することになります。

明日造影CT撮りますので、朝食は抜いてきてください

造影CTですか。了解です。

CVポート埋めたんだから楽勝だろ)

翌日、朝食を抜いて造影CT撮影に臨みます。

はい、じゃあ造影CT撮りますんで造影剤の点滴とりますね~

あ、CVポート有るんでこっち使ってください

あ~、造影CTではCVポート使えないんですよ。

は?

【悲報】造影CTにCVポートは使用できなかった

技師さん曰く、

造影剤を入れる圧力が強いんでCVポート壊れちゃうんですよね。

というわけでCVポートが使えないという事態が判明。

そもそも点滴取りづらいからわざわざ痛い思いまでしてCVポート入れたのに、活躍できそうな場面で使えないとか意味不明です。

CVポートを使えないのは分かりましたが、では百歩譲って造影剤の使用は必須でしょうか?前回は造影剤を使用しなくても良かったので確認してほしいです。と言うか点滴取るの難しいからわざわざCVポート入れているこの状況をご理解いただきたい。痛いから極力やりたくないです。断固拒否します。

という感じで早口でめちゃくちゃ嫌がっていることをアピールした結果、お医者さんに確認してもらってなんとか造影剤無しでCT撮影することになりました。

やはり自己主張は大事ですね。痛いのは嫌なんだよ。

抗がん剤治療は週一回

放射線治療は毎日実施ですが、抗がん剤治療は週に一回のスケジュールで実施します。

放射線治療のために毎日病院に通っているので、そのついでで実施していく感じになります。

当日の流れ

事前に抗がん剤投薬することはわかってるし行けばサクッとキメてくれるんじゃないんですかね?

ということを考えていましたが当然そんなことはなくそれなりに手順がありました。

具体的には以下のような流れです。がんつげの場合、毎日病院に通っているので血液検査は前日に採血して済ませてもらっています。当日採血する場合は少なくとも診察1時間前には実施が必須とのこと。

外来で抗がん剤治療に至るまでの流れ
  • Step 0
    血液検査

    抗がん剤を投与しても良いか健康状態を確認します。

  • Step 1
    医師の診断

    当日の問診結果から抗がん剤の投与可否を決定します。予約できるのはこの診断について。診断の結果Goが出たら抗がん剤の調剤が開始されます。

  • Step 2
    通院治療センターでの受付

    治療の受付をします。

  • Step 3
    順番待ち

    ベッドの空きや抗がん剤の調剤が終わるまで待ちます。通常でも30分位は待つ。

  • Step 4
    治療開始

    ここでようやく治療開始です。

事前に予約ができるのは医師の診断のタイミングだけで、あとはその日の状況次第のようです。混んでいる日だと結構長く待つことになりそうです。

待ち時間含めて2~3時間?

事前に血液検査は実施済みだとして、診察~受付までにおおよそ30分、受付~治療開始で約30分、抗がん剤の投薬に1.5時間程度なので、全体だと3時間くらいは見たほうが良さそうです。

混雑している日だと受付から治療開始までの待ち時間が2時間ほどになる場合も有るらしいので、このあたりは覚悟して望むしか無いですね…。

1日あたり治療の所要時間

放射線治療は早いと30分位で終わってしまいます。他に検査が入ったり医師の診断が有ったりする場合も有るので平均するとだいたい1時間程度ですね。

抗がん剤治療は結構長い時間がかかりますが、それでも3時間程度です。

そのため両方重なる日はまあまあ早起きが必要ですが、通常は概ね午前中にはお仕事に戻れちゃうくらいの感覚ですね。

費用感

治療内容によってだいぶ前後しますが、おおよそ1日あたり1~2万円程度支払っております。

おそらくクレジットカードの支払予定額が月収の2倍を超えますね。3倍になっちゃうかも。

高額療養費制度が有って本当に良かったなと思う今日このごろです。

仕事と両立できてる?

がんつげが勤めている会社はがん治療の場合は1時間単位で有給が取得できるというなかなかナイスな制度が有るので大いに活用させてもらっています。

治療が終わったあとは、特に体調が悪いでもない限り普通に仕事ができています。最近まで入院していたぶんのキャッチアップが大変なのと、声が出ないので電話会議がちょっと難儀ですが。

まあそろそろ有給が尽きそうな気配も有るので、本格的に会社を長期休みすることは考えておいたほうがいいかもしれないですねえ…。

いっその事超長期でお休みとって遊び呆けたい気持ちもありますが、コロナ禍でどこに行けるわけでもないのであまり魅力を感じないのが難点です。

まとめ

外来での治療の様子についてご紹介しました。

毎日通う事自体もそうですが、半日は確実に治療で消費されるので大変は大変ですね。

正直リモートで仕事ができる環境が整っていたり、比較的フレックスに働ける今の会社に勤めていなければかなり苦しかったんじゃないかなという気はします。

というか久しぶりに毎日朝から外出して仕事する1週間を過ごしてみるとコロナ禍前の自分らの働き方が以下に苦行だったのかということを思い知りました。すごい疲れる。もうあの頃には戻れない。

がんにかかっている時点でいいも悪いもありませんが、せめて働き方に関して社会に柔軟性が出始めている今の時期で良かったなと思いながら治療をすすめております。

でわでわ。ごきげんよう!

本ブログが「参考になった」「お疲れ様」「頑張って生きて」という方がいらっしゃいましたら、チップ(100円~)大歓迎です。今後の生きる力につながります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました